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【ChatGPTニュース】朝日新聞社、GPT-4を活用したサービス「yaritori」導入で、一人あたり一日4時間の業務時間削減

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【ChatGPTニュース】朝日新聞社、GPT-4を活用したサービス「yaritori」導入で、一人あたり一日4時間の業務時間削減

概要

2023年8月24日、顧客対応プラットフォーム「yaritori」を提供するOnebox株式会社は、株式会社朝日新聞社データベースサービス事業部が「yaritori」を導入したと発表しました。

「yaritori」は、対外的な顧客対応を担う営業・CSのための顧客対応プラットフォームであり、「複数メールの対応状況をチームで一元管理」「Slack・Chatwork連携」などで社内外のコミュニケーションを効率化し、迅速な顧客対応を実現できるサービスです。

また、顧客対応に加え、顧客管理までできるのが特徴で、Salesforceとの連携も可能である点も注目されています。現在は最新AI「GPT-4」を活用し、メール生成の自動化を目指す「yaritori AI(α)」 をはじめ、最先端のAI技術の活用に注力していると発表しています。

yaritoriのサービスサイト

導入に至る背景

朝日新聞社は、1879年の創刊号から2023年8月までの記事をデータベース化しており、Web上で朝日新聞の記事を検索・閲覧できる、小学校・中学校・高校向けの「朝日けんさくくん」や大学・公共図書館向けの「朝日新聞クロスサーチ」を提供しています。

近年、教育現場ではデジタル化や情報収集力の重視などの背景があり、新聞教材を求める声が高まっているとのことです。その影響もあり、朝日新聞社には繁忙期は毎日200件以上の問い合わせがあり、サービスのさらなる拡大に注力するためには業務の効率化が急務であったとのことです。

このような状況を受けて、社内外コミュニケーションの効率化を目的として「yaritori」を導入するに至ったと述べられています。

活用方法と成果

今回の「yaritori」導入により、メンバーごとに別々のメールボックスで管理していた問い合わせメールを、チーム全員で一つのメールボックスで作業できるようになり、さらには、メールごとに担当者の表示がされるため、誰が対応しているかが一目瞭然になったとのことです。

その結果、朝日新聞社は大幅な工数削減を実現し、一人あたり一日4時間の業務時間削減と、丁寧な顧客対応の実現に繋がったと発表されています。

今後の展望

朝日新聞社データベースサービス事業部では、顧客管理システム「Salesforce」を使用しており、「yaritori」のSalesforce連携機能※1で、「yaritori」のサービス画面から「Salesforce」上の顧客情報の確認や、問い合わせを立てるなどの活用がされているとのことです。

Onebox株式会社は最新AI「GPT-4」を活用し、メール生成の自動化を目指す「yaritori AI(α)」※2のリリースをはじめ、最先端のAI技術の活用に注力していることを公表しています。今後は、コミュニケーション履歴を要約して自動転記できるようにしたり、顧客情報に基づいた管理フラグの自動付与ができるようにしていくなど、Salesforce連携をさらに使いやすいものにアップデートしていくとしています。

※1 営業・CS特化のメールサービス「yaritori」が顧客管理(SFA・CRM)領域に本格参入 #IVSPRWeek

※2 OpenAI社の自然言語生成モデルGPT-4を活用した【日本初】のメール自動生成機能「yaritori AI(α)」を5月25日(木)正式リリース

朝日新聞社データベースサービス事業部が「yaritori」を導入し、一人あたり一日4時間の業務時間削減

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