ChatGPT(チャットGPT)は日本でも規制される?各国の規制状況と動向
最近話題のChatGPT(チャットGPT)ですが、実はChatGPTの利用を規制している国が存在する事をご存じでしょうか?
この記事では各国のChatGPTの規制状況と動向、そして今後ChatGPTが日本でも規制されるかについて解説します。
各国のChatGPTの規制状況と動向
各国のChatGPTの規制状況と動向について解説します。
先ほど述べたように世界ではChatGPTが規制されている国が存在します。具体的にはイタリア、中国、ロシア、イランではChatGPTの利用が規制されています。
フランスではChatGPTの使用を国が規制しているわけではありませんが、テストの不正行為や盗作の懸念がある事から一部の学校でChatGPTの利用が禁止となっています。
ChatGPTの利用が規制されているイタリアではChatGPTの規制に懐疑的な人が多く存在します。
そうした人がイタリアの生成AIの規制に抵触しないようChatGPTの代わりに使用できる生成AIを作成し利用を開始しました。
このようにChatGPTが規制されている国だからといって全ての生成AIの利用が禁じられているわけではありません。
また、利用を禁止しようとしてもその便利さから国の規制を超えて生成AIを利用しようとする人は出てきている状況です。
ChatGPTは日本でも規制される?
次に、ChatGPTが日本で規制される可能性について解説します。
2023年4月14日に日本で開かれた衆議院内閣委員会において、官房長官はChatGPTを規制する考えはないと発言しています。
規制する国もある中、日本では、一部公共サービスで生成AIを利用したセキュリティ対策の導入を検討しています。
このように、国全体としてはChatGPTや生成AIを規制する方向ではなく利用する方向に舵を切っています。
ただ、国内での生成AIの利用について、全く規制されていない訳ではありません。
日本の一部のイラスト投稿サイトでは、生成AIを利用したイラストについてその事を明記するように利用規約が変更されました。
国全体としては、ChatGPTをはじめ生成AIを受け入れていく方針を取っていますが、
今後ChatGPTや生成AIが不正に利用されることがあれば、海外同様に規制を強める方向に舵を切る可能性はあるでしょう。
まとめ
今回はChatGPTの規制について各国の規制状況と日本の今後を解説しました。
世界各国がChatGPTをはじめとした生成AIに対して規制を強めるなか、日本ではChatGPTをはじめとした生成AIを受け入れる動きを見せています。
ただし、それは今後も日本で無条件にChatGPTや生成AIが利用できるというわけではありません。日本でも生成AI特有の文章や信憑性が保証されない等の理由から、サイトや企業の規約によって生成AIを使用できないケースがあります。
このことから、日本でもChatGPTや生成AIを一般のサービスで利用する場合は、サービスごとにChatGPTを利用して良いのかの確認することをおすすめします。
生成AIを利用する際のルールは今後も大きく変化していくため、私たちもルールの改定には留意する必要があるでしょう。
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